宮竹用水の上流には小水力発電所が2箇所あります。手取川宮竹用水第一発電所は平成7年から運転を開始しています。 その上流に手取川宮竹用水第二発電所が平成30年から運転を開始しています。 両発電所とも農業用水を上流側で取り入れ、地下埋設管により発電所に導水し、発電する流れ込み式発電所です。
一連の管理体系下にある土地改良施設の維持管理に要する経費の農家負担の軽減を図るため、農業水利施設を活用して発電した電力を電気事業者に売電することを目的としています。
宮竹用水の上流、能美市宮竹町地点にて農業用水を分水して取り入れ、上郷用水路の一部区間の延長約1.6km、総落差15.5mを利用して、地下埋設管により発電所に導水し、最大流量6.5m3/秒、最大出力640kWを発電します。
時 期 | 事業内容 |
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昭和61年 4月 | 県営かんがい排水事業上郷地区新規採択 |
昭和62年 5月 | 全体実施設計承認 |
昭和63年 3月 | 上郷地区計画変更承認(上郷発電所の追加) |
平成 4年 9月 | 電気工作物工事計画認可 |
平成 4年 10月 | 発電水利権許可 |
平成 4年 11月 | 発電導水路着工 |
平成 6年 3月 | 発電所工事着工 |
平成 6年 12月 | 電気工作物工事計画変更認可 |
平成 7年 3月 | 北陸電力(株)との売電交渉成立、発電所完成・運転開始 |
平成15年 3月 | 新エネルギーによるRPS設備認定 |
平成17年 11月 | 発電水利権更新認可 |
平成24年 11月 | 再生可能エネルギーによる固定価格買取制度の設備認定 |
平成26年 4月 | 宮竹用水第一発電所に名称変更 |
平成27年 9月 | 発電水利権更新許可 |
平成27年 10月 | 固定価格買取制度による調達期間満了(平成25年3月開始) |
平成29年 4月 | 手取川宮竹用水第一発電所に名称変更 |
令和 4年 3月 | 再生可能エネルギー(固定価格買取制度)発電事業計画の認定 |
水車 | 種 類:S型チューブラ水車 出 力:640kW(定格690kW) 回転数:450rpm 台 数:1台 |
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発電機 | 種 類:横軸三相同期発電機 容 量:640kVA(定格680kVA) 電 圧:6,600V 周波数:60Hz 台 数:1台 |
宮竹用水の最上流であり、第一発電所の上流、能美市岩本町地点にて農業用水を分水して取り入れ、上郷用水路の一部区間の延長約1.8km、総落差15.4mを利用して、地下埋設管により発電所に導水し、最大流量6.5m3/秒、最大出力580kWを発電します。
時 期 | 事業内容 |
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平成26年 4月 | 地域用水環境整備事業宮竹用水地区新規採択(宮竹用水第二発電所新設) |
平成26年 11月 | 発電設備土木工事着工 |
平成27年 3月 | 再生可能エネルギーによる固定価格買取制度の設備認定 |
平成27年 8月 | 発電水利権新規登録 |
平成28年 8月 | 発電所基礎工事着工 |
平成29年 3月 | 電力受給契約締結 |
平成29年 8月 | 系統連系開始、水車発電機試験運転調整(~平成30年3月) |
平成30年 4月 | 発電所運転開始 |
水車 | 種 類:S型チューブラ水車 出 力:580kW(定格640kW) 台 数:1台 |
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発電機 | 種 類:横軸三相同期発電機 容 量:580kVA(定格640kVA) 電 圧:6,600V 周波数:60Hz 台 数:1台 |